お子さんの人見知り対策

2008年3月24日保育所から

 キッズプレイスにお子さんを預けようと考えられていて、「うちの子は人見知りがひどくて心配」とお話されるお母さんがおられます。
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人見知りがひどい場合、朝早く家を出て夜遅く帰ってくるお父さんにも人見知りをするお子さんもおられるようです。また久しぶりに訪ねて来たおじいちゃんやおばあちゃんに全くなつかず、お母さんとしてもつらい思いをされるという話も伺うことがあります。

 中には人見知りがひどくて将来自閉症にならないかと心配されるお母さんもいますが、これについては少々考え過ぎです。自閉症はあくまでも先天的な障害なので、人見知りがひどくて自閉症になることはありません。

 人見知り自体は、子供にとって安心することが出来る人物かそうでないかを見分ける判断能力が備わってきた証拠ですから、成長の証ともいえます。しかし、人見知りが激しいと、他人とのコミュニケーションが上手く行かず引きこもりなどになるのではないかと考えるのは親としては当然の事です。人見知りの激しいお子さんが、実際に将来大きくなって必ず引きこもりになるとは限りませんが、小さいころから家族以外の人の輪の中に直ぐに溶け込める能力を身に付けることはお子さんの将来にとって、非常に有益なことだと思います。

 なぜなら、集団生活の中を、上手に生きていくためには、「他人とのコミュニケーションを苦手に感じない」、「物事に動じない」能力を持つことがとても大切だからです。例えばお子さんが小学校に入学した時、他の子供や先生とのコミュニケーションを苦手に感じていると、いじめの対象となるばかりではなく、他人との接触がストレスとなって勉強さえおぼつかなくなります。これら能力の必要性は幼児に限らず、大人になっても同じです。コミュニケーション下手はビジネスなどの世界でも大きなマイナスとなります(余談ですが、私の経験として、私が某企業の研究所に勤めていた時、能力的に優れた人物は例外なくコミュニケーション能力が高い人ばかりでした)。
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 昔から「可愛い子には旅をさせろ」ということわざがありますが、これは、可愛い子供の将来を考えるなら、小さいうちから自分の知らない世界を体験させたり、他人とのコミュニケーションを磨かせるべきだというものです。知らない世界を見聞することで子供の感性を磨き、いろいろな人と出会いを通じてコミュニケーション能力を磨がくことや、成功や失敗の経験を積ませることの大切さを伝えています。

 子供を「旅」に出すのは高校や大学生になってからで良いと思いますが、もしお子さんが幼いなら、少人数制の幼稚園や保育園に預けることをお勧めします。
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 幼稚園や保育園に預ける場合のポイントとしては、短い時間でも良いので出来れば毎日預けられることをお勧めします。例えば、週に1回5時間預けるより、週5回1時間ずつ預けるほうがお子さんの人見知りの解消にはずっと効果的です。週1?2回のペースではお子さんが園に慣れないばかりでなく、逆に嫌いになったり他人への警戒感を増すことになりかねません。

 お子さんにとって、「家族」という縦のつながりの他に、「他人」という横のつながりの存在を小さいころから経験し、慣れさせることにより、必要以上に他人に警戒感を持つことをなくすことが出来ます(不要なストレスを払拭できる)。そうすることにより、常に物事を冷静に考える気質を身に付けることが出来るようになると思います。
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 キッズプレイスでは右脳開発教室なども行っており、1日1?2時間程度お預け頂ければ、人見知り対策にも大変有効だと思います。一度考えて見られてはいかがでしょうか。

2008年3月24日保育所から

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